正社員でもアイフルの審査に落ちることがあるって本当?

カードローンの審査で重要視されるのが、勤務先や雇用形態がどのような状況であるのか、ということになっています。
この勤務先や雇用形態で分かることは、申込者本人がどれぐらいの安定した収入があるのかということと、返済能力が十分にあるのかということになります。
ですので、アイフルの審査でも同様に、申込者の返済能力が十分に高いのかの基準があります。

安定した収入や返済能力が高いと判断される雇用形態としては、「公務員」や会社へ勤務されている「正社員」ということがよく挙げられます。
公務員は抜群の安定性があるのは、皆さんもよく分かっていることでしょうが、正社員も同様にすぐに首を切られるようなリスクは少なく、パートやアルバイトと比べると、離職率もかなり低いことが分かります。

しかし、正社員であってもアイフルの審査で落とされる可能性はあります。
どのような理由があるのでしょうか?
高い順番に解説していきたいと思います。

過去に金融事故情報が記載されている

アイフルは、正社員で返済能力が高いと、かなりの確率で審査と通すことが有り得ますが、やはり貸す側としてはクリーンである相手に貸付したいと思うが当たり前です。

アイフルだけに限らず、どこの貸金業者でも「信用情報機関」に申込者がどのような過去の利用履歴があるのか確認する作業をします。
このことは「貸金業法 第13条 返済能力の調査」で決められています。

信用情報機関では、決められた期間内の過去のカードローンなどの申込情報や契約情報、任意整理や自己破産などの債務整理や代位弁済などの有無など、様々な信用情報が登録されています。

「自分はカードローンで自己破産したことないし、金融事故はないな」と思っているかもしれませんが、意外にも登録されている場合があります。
それは、カードローンやクレジットカードでの長期支払いの遅れなどです。
今特に増えているのが、スマホなどの分割払いでの支払いの遅れなどです。
これも当たり前ですが、支払いが遅れると長期延滞として、信用情報に記載されることになり、正社員であってもアイフルの審査で落とされることになります。

総量規制を超える場合

アイフルは総量規制対象であるカードローンになります。
それで、なんで正社員でもアイフルの審査に通らないことに関係するのでしょうか。

アイフルで希望している限度額は50万円で、自分の年収は300万円あるから、年収の3分の1以内だから大丈夫では?と考えそうですが、それだけの借入額なら全く問題ないことになります。

しかし、他のカードローンを利用されていると、話は全く違うことになります。
もし他社で70万円の借り入れがある場合は、アイフルの希望限度額と合わせると、120万円の貸付を受けることになります。
しかし、総量規制は年収の3分の1までしか借りることは認められていません。
これは、1社だけで3分の1ということではなく、すべての貸金業者合計の借入額となるため、1社ごとの借入額は3分の1であっても、合算すると超えてしまう可能性があります。

これでは、正社員だからといっても、アイフルの審査を通過することは、絶対にムリだということが分かります。

勤続年数が極端に短い

アイフルの審査で重要視されるのは、勤務先や雇用形態もありますが、その会社でどれだけ勤めているかという「勤続年数」の長さも重要になります。

勤続年数が長ければ長いほど、アイフルの審査で高評価されることになりますが、正社員であっても入社されたばかりや、他社から転職されたばかりなど、勤務されて数カ月程度の勤続年数では、アイフルでの評価は低くなってしまうことになります。

やはり、勤続年数は1年〜2年以上はある方が良いですので、それ以下ではアイフルの審査で落ちる可能性はあると言えます。